稲刈り体験

@三重県・大台町

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春に植えた稲の収穫に行ってきました。

のこぎり鎌を持ち4株ずつ刈って束ねて置いていきました。稲刈りをはじめると穂に止まっていたカメムシが一斉に飛び立ち、それを目当てにどこからともなくトンボがやってきました。

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無農薬で作っているため、雑草よけのマルチシートを用いて田植えをしたのですが、稲を刈っても雑草が生い茂っているため一面緑色でした。稲刈りの前に雑草を手でぬいていたようですが、あまりの量にあきらめたそうです。マルチシートの効果は全くありませんでした。

カメムシがつくと斑点米といってお米に黒い点がつき、商品にならないようです。雑草が生い茂っているのを見ると、過剰な農薬は確かに問題だと思いますが、必要最低限の使用ならいいのではないかと改めて思いました。

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稲を刈り始め手馴れたころ、「お米作りの大変さが身にしみてわかる」、「これからのお米に対する気持ちが変わる」としみじみ言いながら皆で稲刈りをしました。

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田んぼに杭を打ち込み竹ではざを作りました。稲刈り前は天気が良かったため、足場もよく作業は順調に行えました。

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刈った稲穂は紐できつく縛るよう教えてもらいました。はざにかける時にゆるいと落ちてしまうのが理由です。深く考えずに各自が好きに縛っていたためやり直すよう指示されました。最初はなかなか固く縛れず戸惑いましたが、足を使うのがコツと教えてもらい力をこめて縛りました。

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縛った稲穂をはざにかけて天日で1週間ほど干します。はざかけは太陽と風でゆっくりと乾燥させるので、米の旨み、粘りをじっくり引き出してくれるそうです。稲穂を縛った後、目を凝らして下を見ながら入念に「落穂拾い」をしました。口々に「お米がもったいない。少しでも多く収穫したい。」と言ってました。

午後から雲行きがあやしくなり、はざかけが終わるころに雨が降り出しました。どしゃぶりの雨の中、急いで片付けをし無事に稲刈りが終了しました。

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